ドレスに惹かれて観たものの。「ティファニーで朝食を」
『ティファニーで朝食を』(Breakfast at Tiffany’s)
1961年 アメリカの映画
ママ活してる作家の卵と付かず離れずの距離で
天然なのか駆け引きなのか微妙〜なところの
何となくむず痒い男女のエンタメを楽しめるお話。
本当に登場人物はクズしか出てこないんだけど、なんかキラキラしてるんだよね。
それはNYだからなのもあるしオードリーが可愛いからなのもあるけど
ホリー(オードリー)の危うさ、周囲を振り回しているようで結局自分が振り回されているって弱さ。
そんな20代中盤女子あるあるな感情を
そんなことない。キラキラしてるもんっ。
いうホリーの気持ちで取繕われてキラキラしてるように見えるんだよね。きっと。
誰のサクセスストーリーでもないし、派手に遊ぶわけでも無いし
港区女子のような20代女子の話なんだけど(語弊があるかも
どこかキラキラして見えるのはそんなきっと限定された感情上に成り立ってる、ホリーの策略に魅せられてるってるわけですね。こちらも。
10代の時に観た時は特別感じるものは無かったんだけど(笑)
今もう特別に若いとも言えなくなる女の子の微妙な年齢(18歳72ヶ月、笑)になってみて、何となくホリーの焦りとか、わかる気がするもん。
愛してるって言われて檻に閉じ込められる気持ちになるっていうのも、
そう思うのに、自由でいたいのに結婚に焦るとか、、、。
結局自分が弱いから、相手やその愛を受け止められるだけの自信が無いんだよね。
向き合えるだけの自分を持ち合わせてなくて、それなら一人の方がいいの。
ってなっちゃうんだよねえ。
あーーーー、ニューヨークに行きたいよ〜。
可愛いワンピース着たいよ〜。
って思って観始めた映画だったのに、
ホリーが最後自分の人生に気づいたように
今の自分の気持ちとか、人生を考えさせられました。笑
そりゃまだまだ若いし、振り回したいし、振り回されたいけど
外から見てるとこんなにも滑稽というか、可哀想に映るのね。と。笑
自分に向き合わないと、愛にも向き合えないってことね。
ティファニーで朝食を食べるようになっても私の自我は変わらない。
ってどこかで読んだ文字通りの映画だなと思いました。
でも、変われて、気付けてよかったね。
では、この辺で。