女子のこじらせ友情万歳!「フランシス・ハ」
フランシス・ハ(Frances Ha)
ノアバームック監督の2012年アメリカ合衆国の映画。
主演はレディーバードの監督 グレタ・ガーウィグ。
レディーバードが好きな人は、この映画も好きだよ。
観てくうちにどんどんレディーバードっぽいなーって気はしてたけど、そうなのね。
主演が監督なのね。笑
本当に原案これって感じなくらい!
レディーバードも、若干こじらせな女子同士の友情の話。
って面があるのもそうなんだけど
サクラメントは冴えなけど、故郷としては悪くない。って描写とか
お母さんと二人で古着を選ぶシーンとか、似たようなシーンがあったり。
グレタ自身がこの映画が気に入って、
私が撮るならこうするって撮ったのかなーってのかなって感じでした。
前置きが長くなりましたが、あらすじは
長いこと仲良しのお友達ソフィーと一緒に住んでるダンサー志望のフランシスが
彼氏とも別れて、ソフィーも引っ越しちゃって、
仕事もイマイチうまくいかなくてこれからどうしよっかな。
なんとなく流れに任せてみるか。ソフィーに会いたいな。って話。
フランシスにとって、ソフィーとケンカごっこをしたり、くだらない議論をしたり、二人にしかわからない感覚で話せる空気感こそが、きっと楽しいのほぼ全て。
(これもめっちゃわかるの。お友達大好きだから。笑)
女2人で(ありえないであろう)未来の話するのは楽しいよね。
パリに別宅があって。
キャリアも認められていろんな大学から呼ばれて講演して。
子どもはいなくてお金もあって恋人がいる。
いやーーーーー、ほんとこんなの理想だよね。
わかるもんこんな気持ち〜〜〜〜〜。
まあまあ飲んでるとこんな話しちゃうもんね。。。笑
でも現実には恋人がいたり、親がいたり、他の女友達がいたり、
世間体があったり、他の自分の理想があったり。
結局、女友達となんともいえないステキな空気感があると
それを恋人にも求めちゃう気持ちもめっちゃわかる。
めっちゃわかるんだけど、
でもやっぱりそれは二人でこれまで作り上げてきた空気感だから
そこに辿り着くのはなかなか難しいよね。
二人だからこそ、そんな心地良いの空気なのもあるだろうし。
いくら熟年のレズビアンカップルみたいだと周りに言われたとしても
カップルではないし、それだけで生きていくのは難しかったりで、
悲しいけど環境が変わると今まで通りの距離感でいることが難しくなったりする。
離れて、またいい距離感に。
離れて、またいい距離感に。
結婚したり仕事があったりするけど、
一度そんな空気になれた友達同士だからこそ、それもできるのかなあ。
画面が白黒なのと、ちょい古い音楽の雰囲気がいい感じ演出をしてくれてるから、時代を問わず女子同士の友情はこんな感じってことなのかな?
白黒にした意味ってなんだったんだろ。
というところで、こじらせ女子には面白かった映画でした!
レディバード好きな人は是非観てね。
グレタ監督の今後に期待ですね!